皆様こんにちは。
おっくんの政治ブログでございます。
今回は香港の民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏が釈放された件についてお話ししていきます。
動画にしておりますので是非こちらもご覧下さい!
香港で民主の女神と称された周庭氏がようやく釈放されました。
彼女の積極的な対中姿勢は、まさに香港国民の希望です。
今回はニュースの概要から今後の彼女について記していきたいと思います。
周庭氏の釈放について
まずは6月12日の周庭氏に関するニュースについてお記しします。
香港民主活動家の周庭氏が出所、「ゆっくり休みたい」 無許可集会扇動の罪で収監
【香港で無許可集会を扇動した罪で約7カ月にわたり収監されていた、著名な民主活動家の周庭(アグネス・チョウ、24)氏が12日午前10時頃、香港の刑務所を出所した。釈放された周氏は支持者や報道陣に迎えられたが、無言で友人の車に乗り込んだ。
周氏は12日午後、自身のインスタグラムに一面真っ黒な画像を投稿し、「苦しい半年と20日がようやく終わった」、「痩せて弱々しくなってしまったので、これからゆっくり体を休めたい」などと綴った。】
彼女は2019年6月に逃亡犯条例改定案に抗議し、デモを扇動したとして2020年12月に禁錮10ヶ月の実刑判決を受けておりましたが、6月12日に無事釈放されたといったニュースとなっております。
逃亡犯条例改定案というのは犯罪人引き渡し条約を結んでいない国へ亡命した場合でも、その亡命者を国へ返さなければならないといった理不尽な改定案です。
この改定案に対して周庭氏筆頭のデモ隊が抗議したのです。
こちら表向きは香港政府へのデモと言われておりますが、本質的には中国共産党へのデモと言ってよいでしょう。
何はともあれ、釈放されてよかったです。
しかし、あれだけ中国に対する反発運動をしてきた周庭氏が、こんなにも簡単に釈放されるのは何かきな臭さを感じざるを得ませんよね。
刑期短縮で釈放!?
今回周庭氏は刑期短縮で出所しております。
一見喜ばしいことのように思えますが、中国が絡んでいることを考えると怪しさしか感じません。
中国共産党からすると、周庭氏の活動は非常に邪魔でなりません。
彼女のような人間はいつまでも刑務所へ放り込んでおくのが中国の常套手段です。
しかし、今回は彼女に対して”模範囚”であったため刑期を短縮したというのです。
中国の息のかかった連中がこのような正当な判断を下すというのは信用ができませんね。
何か裏で中国の陰謀的なものが働いているのではないかと思わざるを得ません。
また、彼女が収監されていた大欖(たいらん)女子懲教所は重罪人が多く収監されている刑務所でした。
殺人や放火といった罪の重い人間が収監されている刑務所ですので、中で何をされていてもおかしくありません。
暴行や強姦に近いことをやられていてもおかしく無い訳です。
彼女には、まずは体と心をしっかりと休めてほしいと思います。
今後の周庭氏は?
逮捕前は香港の民主活動家として、政治活動を行なってきた彼女ですが、今後はどうなっていくのでしょうか?
正直まだまだ油断はできない状況です。
国家安全維持法違反による再起訴の可能性も十分にあります。
昨年の8月に同法で一度逮捕されておりますので、タイミングを見計らって中国が再起訴してくる可能性は高いと思われます。
そして彼女には強力な言論弾圧がかかってくるでしょう。
逮捕前の彼女は香港民主の女神として、youtubeやSNSなどで自由にイデオロギーを発信しておりましたが、今後は以前のような活動は制限されてしまうかと思います。
釈放後も彼女は中国当局からしっかりと監視されていると言われております。
自分の安全ためにも、しばらくは大人しくしておくのが得策なのではないかと思います。
言論弾圧がかかるといった観点からも、彼女が今後も香港に身を置き続けるのは最善では無いと我々は思います。
香港にいても自由な発信、国民が彼女に求めている活動ができない訳ですからね。
そこで、彼女には中国当局からの監視を逃れるため、今後亡命も視野に入れてほしいと思います。
まさに日本国への亡命も大歓迎ですね!
前述した通り、逃亡犯条例改定案が進むと、亡命が得策となるかどうか分かりません。
しかしながら、このまま香港にいて、同じ活動を繰り返すと、今度はもっと酷い目に遭い兼ねません。
亡命では無いにしろ、今後は何か違ったアプローチを考えてうまく活動していってほしいと思います。
さいごに
今回、周庭氏が釈放されたというニュース自体は非常に喜ばしいニュースでございます。
まずは、彼女には心と体をしっかり休めてほしいと思います。
こちらは釈放直後の彼女のInstagramの投稿ですが、画像からも疲労困憊であるといった状態を感じ取れます。
ゆっくり休んでから、今後の活動方法について考えていってほしいですね。
決して無理だけはしないでいただきたいと思いますが、彼女に民主活動家としての活動をやめて欲しく無いというのが正直なところです。
彼女にとって、そして香港国民にとって、事が良い方向へ進んでいくのを我々は切に願っております。
今回は以上となります。
最後までご覧いただきましてありがとございました!
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